魚の風邪「白点病」は甘くない…立ち上げすぐに発生してしまった魚病の恐怖
え、いきなり何このローテンションは…
タイトル通りなんですけどもね…
ハァ…
立ち上げて1か月しか経っていないけど…
早速お魚さんが病気に…
あーそうなんだね…
病気って大変なやつなの?
下手すれば全滅です…
えー!
とりあえずまだ初期症状のはず!
手を尽くして回復させてみせるよ!!
目次
魚の風邪…「白点病」
魚も生き物ですので、当然病気になったりします。
とくに有名どころでいうと、
鰭(ひれ)がボロボロになっていってしまう尾ぐされ病や、
体表に胡椒のような白いものが大量にでてきてしまうコショウ病。
そして、羅漢率No1の白点病が挙げられます。
特に白点病はよく発生し、
アクアリストたちを悩ませてきました。
私も以前、アクアリウムをやっていた際は、
金魚が羅漢してしまい、死なせてしまいました…
白点病は、体表にコショウ病よりも少し大きめの「白い点」がつくという症状がでます。
これは白点病の原因といわれる、「ウオノカイセンチュウ」という寄生虫が、
魚に寄生している状態です。
つくだけならいいんですが、コイツは寄生した魚の体液を吸い始めます。
そのせいでドンドン魚は衰弱していき、
最後には鰓(エラ)などにも寄生され、呼吸困難で死んでしまうのです。
怖い…
そして今回。
購入した個体の中に白点病を患っていた魚がいたのか、
いつのまにかグリーンネオンテトラの8割に病状が発生。
以前の経験から、これはマズいと思いすぐに魚病薬を購入しました。
有名どころでいうと、メチレンブルーが挙げられますが、
これはとても染色力が強い薬で、
水草水槽などに投薬してしまうと、
光合成が阻害されたり、草が染められてしまったり、
さらにはバクテリアを殺してしまったりと、
飼育水槽への直接投薬は向いておりません。
そのため金魚が羅漢してしまったときは、
私はこの「ヒコサンZ」を使用しておりました。
こちらは水草・バクテアリアへの影響が小さいとのことです。
よくいろいろな記事で、魚が病気になってしまったら、
「隔離水槽」で魚病薬を薬浴させるといいと聞きますが、
白点病の元となるウオノカイセンチュウは飼育水槽の中で生き続けてしまう可能性がある為、
飼育水槽そのものを殺虫しなければならないと考えております。
ブラックウォーターが効く?
そのため今回もこのヒコサンZを飼育水槽へ投与しようと思ったのですが、
twitterのフォロワーさまから有益な情報をいただきました。
ブラックウォーターは耳にしたことがありますね…
しかしピートで殺菌ができるんでしょうか…
なるほどタンニン!
これは試してみる価値があると判断しました!
一応調べてみると、
ブラックウォーターとは熱帯雨林等の河川で見られる、
枯れ葉・流木等から染み出した黒褐色の水のことを差しており、
フルボ酸やフミン酸というものが成分として入っているようです。
これらの成分が水を軟水化(pHを酸性に寄らせる力がある)させる力をもつのと、
成分のうちフルボ酸が抗ウィルス・抗菌作用を持っているみたいです。
ただ、シクリッドやグッピーなどのアルカリを好む魚には逆効果なのと、
長期にわたり投与すると水草は光合成を阻害されてしまうため不向きとのことです。
なるほど…これは利くかもしれない。
ブラックウォーターの作り方は簡単です、
マジックリーフや流木を水槽に入れるだけ。
しかしながら、これらは抽出するのに時間がかかるようで、
私の場合水槽自体が大きいせいで大変そうと感じました。
そこで、入れるだけでブラックウォーター化することができるという、
テトラブラックウォーターをポチることに。
マジックリーフ等に比べて手間はかかりませんが、
コストはかかってしまいます。
しかし、いまは手間暇もかけてられんと即購入を決断しました。
いざ投薬
いざ投薬開始!
説明書を読むと、どうやら10ℓにつき5mℓ入れるようです。
うちの飼育水が約430ℓのため、215mℓ投与が必要です。
これ…500mℓしか入ってないからほぼ半分ですね…
一回で1,000円かかる計算ですが…
致し方なし!!!
病気にさせてしまった私が悪いのです。
うわ、黒ッ!!!
びっくりするくらいブラックでした笑
これは夜だったので照明消してるのもありますが…
たしかにこれだと外敵からも見えにくく魚も安心する効果もありそうですね。
これだと全然見えないので照明をつけてみます。
なるほど茶褐色です。
なんか…雰囲気でてますね笑
これで健康を維持できるならこのままもありだなぁと思いましたが、
テトラブラックウォーターを常時投与は無理ですので、
やるならマジックリーフとかを購入していく必要がありますね。
あ、説明を忘れておりましたが、
このブラックウォーターを入れる際や、
魚病薬を入れる際、
ブラックホールなどの活性炭をもつ濾材は取り出してください。
全部吸着されてしまいますからね。
さすがブラックホール…
さて、ブラックウォーターによる治療方針ですが、
私は下記のように実施を試みる予定です。
①ブラックホールを除去し、テトラブラックオーターを投与
②2日後に2分の1換水し、テトラブラックウォーターを投与
③2日後に2分の1換水し、テトラブラックウォーターを投与
④2日後に2分の1換水し、テトラブラックウォーターを投与
⑤2日後に2分の1換水し、テトラブラックウォーターを投与
⑥病状を確認し、問題がなければ換水後ブラックホールを再度投入
全行程8日間を予定しています。
その後2日後
2日後の様子です。
まだ少し茶褐色ですが、ずいぶん色素が抜けてきた気がします。
これは底床に沈んでしまっているのかな?
ソイルがプラチナソイルで吸着系のため、
それで少しずつ成分が吸着されてしまっている気はします。
気になる魚の様子ですが、
カラシン系からはほぼ白点が消えました!
すごいぞブラックウォーター!
ただ、まだまだ安心はできません。
ウオノカイセンチュウはそのライフサイクル上、
寄生➡回遊➡シスト(卵のようなもの)➡回遊➡…
これらを繰り返しています。
薬(抗菌)が作用するのは、
上記の「回遊」するときのみですので、
まだたくさんのウノカイセンチュウが生きているはずです。
しかしながら、新規で白点がつかなかったということは、
回遊しているウオノカイセンチュウに何かしらダメージがでているはずです。
このまま絶滅に追い込んでやるぞ!
また、不随して温度を29度まで上げています。
高温化によってウオノカイセンチュウのライフサイクルが早まるはずです。
魚病薬では最低でも1週間ほどは様子を見る必要がありますから、
同様に8日ほどはこのブラック状態を維持しようと思います。
これでウオノカイセンチュウを駆除しきれればいいんですが…
さいごに
コンゴテトラやグローライトテトラはほぼ救出できたけど、
グリーンネオンテトラはかなりやられてしまいました…
発見してからすぐにグリーンネオンだけ隔離&薬浴を施しましたが、
魚病薬がくるまでの間に10匹も…
魚たちには申し訳ない気持ちでいっぱいです…
元気出して!まだ生きてくれてる魚たちのことを考えてあげないとね!
そうだね。
しかし改めて自分の力不足を実感したなぁ。
精進していかないと。
たぶん白点病が蔓延した原因は、
換水の際に水温を対して意識せずにやってしまっていたことだと思う。
3度くらいの下降はしょうがないと思ってドバドバしてたけど、
ヤマトヌマエビが数匹落ちてしまったのもこれが原因だったんだろうなぁ…
免疫力が落ちてしまったんだろうねぇ…
ああ~本当に申し訳ない…
少しずつ成長していくしかないね…
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どうも…もののんです…
ハァ…