【ソイル・大磯砂】最適な底床を選び水槽の長期維持を目指そう

底床の違いについて徹底解説!


もののん

どうも!もののんです!

今回は底床(ていしょう)の選び方について解説します!
そもそも底床とはなんなのか。
底床の選び方とは。
実体験に基づいて、
できる限りわかりやすく説明していきますね。



▽立ち上げについての参考記事一覧です

必要な器具一式
  • 水槽
    水槽の種類と選び方
  • 照明 
    照明の種類と運用について
  • 濾過
    ろ過の方法と最適な機材とは
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    水温管理の重要性と機器の紹介
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    CO²添加の方法とコツについて
  • 底床
    ソイルや大磯砂など底床の解説
  • エサ


1.底床とは

△茶色の部分が”底床” へったくそな図でごめんなさいw



底床(ていしょう)とは、
水槽の底部にセットする砂利や土のことを指します。
読んで字のごとく水槽の底の床です!

小学生のころなど、
金魚を飼っていた方は、
水槽の底に砂利をひいていませんでしたか?


これも、大磯砂という底床です!

底床には非常に多くの種類があります。
今回はそれらを詳しく見ていき、
どんな水槽にどんな底床が最適なのか
できるかぎり簡単に説明していきますね。

2.底床と水質の関係性



底床の種類は非常に多く分かれます。
先ほどご紹介した大磯砂などは有名ですが、
これは砂利系に分類される底床です。
ほかにも水草水槽といえば定番のソイルや、
セラミック製やサンゴ系など、本当に多岐に渡っています。


では、どういった基準で選べばいいんでしょうか?
一番気にしてほしいポイントは、
底床が水質に与える影響です。


と、いわれても難しいですよねw
例えば水草水槽といえばソイルがなぜ選ばれるのか。
ついつい、栄養があるから…
と考えてしまいがちですが、
一番の理由は水質を弱酸性に傾かせてくれるからなのです。
流通している水草の多くは「弱酸性」を好んでおり、
それ故に水草水槽といえばソイルが選ばれるわけですね。

▽pH表



同様に大磯砂等、砂利系の場合は、
水質を弱アルカリ性に傾かせる性質をもっています。
逆にソイルは水質を弱酸性に傾けやすいです。
水草や生体は、種類によって好みが違いますので、
苦手な水質に傾かせてしまうと、
全滅させてしまう可能性もあるわけです。

そういったことから、水質の維持という観点より、
底床の選択は非常に重要であることがわかります!

下記にザックリまとめてみましたので確認してみてください。

弱アルカリ性に傾きやすい底床
  • 大磯砂
  • 珪砂
  • サンゴ砂
  • ゼオライト
水質に影響が少ない底床
  • 溶岩砂
  • 田砂
  • 麦飯石
  • セラミック
弱酸性に傾きやすい底床
  • ソイル



中性だからいいとか、弱酸性だからいいということはありません。
自分が育てたい生体・水草に合わせて、
底床は選ぶようにしましょう!!

3.底床と濾過



水質以外にも気にしてほしいポイントがあります。
それは濾過能力についてです。

基本的には濾過装置を使い、
水の綺麗さは維持することが前提となるのですが、
底床での濾過力も無視できない要素です。

濾過力の有無に関しては、
こちらの記事で詳細に触れておりますが、
多孔質(バクテリアが定着しやすい形質)のものを選ぶとよいです。

濾材としての能力が高い底床
  • サンゴ砂
  • ゼオライト
  • 溶岩砂
  • 麦飯石
  • セラミック
  • ソイル


上記の底床は、
底床単体で生物濾過の能力が高いです。
そのため、敷くだけである程度水質の浄化に効果があります。

また、上述しなかった底床でも、
厚く敷くことや、底面濾過を導入することで、
強力な濾過能力を発揮させることができるものもあります。

大磯砂などはその筆頭ですね。
底床自体がフィルターとなり、
敷く量が増えれば増えるほど、
バクテリアが繁殖しやすくなり、生物濾過が強まりますよ!



4.底床の種類



というわけで、
底床の重要性はお判りいただけたかと思います。
次はようやくメジャーな底床の種類について説明します。

ちょくちょく種類はだしてしまっていましたが、
ここで底床の種類を一気に紹介しちゃいますね!

大磯砂


形質維持水質への影響濾過能力価格
    半永久 中性~弱アルカリ性     △ \100/ℓ~


金魚・メダカ水槽といえば!
大人気大磯砂です。
大磯海岸というところで取れていた砂利らしいですが、
いまは輸入がメインのようです。

まずは何といっても圧倒的なコストパフォーマンス
安い大磯砂は1リットルあたり¥100~という価格帯で、
底床の中では最安に近いでしょう。
更に形質が崩れてしまうソイルなどと比べ、
ただの砂利ですので、掃除さえすれば半永久的に使用可能です。

それでいて水質に与える影響が非常に少ないのもメリットといえます。
液肥や肥料スティックをうまく使うことで、
本格的な水草水槽の底床としても使用が可能です。
ただし大磯砂を使用しての水草水槽は難易度が高いので、
最低でも半年はじっくり取り組む必要があることを覚えておいてください。
逆に成長の早い水草のトリミング回数を減らせると考えると、
メリットでもあるかもしれません。

また長期間の使用により、
熟成された大磯砂は非常に貴重で、
濾過能力にも期待ができます。
△と書きましたが、これは初期の話で、
こなれてきた大磯砂と、底面濾過を合わせると、
非常に強力な濾過能力を発揮します!


大磯砂におすすめの水槽

メダカ、金魚水槽
長期にわたって使用すると、濾過能力が高まります。
掃除も容易ですので、あまり水草を入れないメダカ・金魚水槽に最適です。

一部の水草水槽
中性~弱アルカリ性を好む水草であれば十分に育てることは可能です。
こまめな水質チェックと肥料の追加は必須です。
初心者の方はおとなしくソイルを使いましょう。

注意!

購入したばかりの大磯砂には、貝殻が混入している可能性が高いです。
適切な処理をせずそのまま使用した場合、水質が弱アルカリ性に寄ります

酸処理をすることで、貝殻を溶かすことができますので、
導入の際はお試しください。

▽こちらは龍王石の酸処理についての記事ですが、応用可能です


珪砂


形質維持水質への影響濾過能力価格
    半永久 中性~弱アルカリ性     △ \150/ℓ~


珪砂は、石英が主成分となる川砂のことです。
明るく白い色は大変映りがいいですね!
水質への影響は若干アルカリ寄りですが、
常識的な量での使用では影響は少ないです。

大磯砂同様、コストパフォーマンスがよく
掃除も容易で半永久的に使用可能です。
ニューラージパールグラスなど、
硬水を好む水草であればうまく育てられると思います。
逆に弱酸性を好む水草はできなくはないですが難しいので、
素直にソイルを使いましょう。

大磯砂にもいえることですが、
砂利系で水草水槽を目指す場合、
アクアリスト本人の腕前がダイレクトに水槽に反映されます!
私も高校生の頃は砂利を使用して水草を育てていました!
肥料の配分や水質をつぶさに確認しなければいけませんが、
ソイルのようにリセットが不要ですので、
長期間その水槽と付き合うことができます!
また違った楽しみ方ができますので、
覚悟がある方は砂利系で水草…おすすめです笑


珪砂におすすめの水槽

メダカ、金魚水槽
長期にわたって使用すると、濾過能力が高まります。
掃除も容易ですので、あまり水草を入れないメダカ・金魚水槽に最適です。

一部の水草水槽
中性~弱アルカリ性を好む水草であれば十分に育てることは可能です。
こまめな水質チェックと肥料の追加は必須です。
初心者の方はおとなしくソイルを使いましょう。

ほぼ大磯砂と同様の使い方ができますね。


サンゴ砂


形質維持水質への影響濾過能力価格
    半永久 弱アルカリ性
   ~アルカリ性
     〇 \400/ℓ~

サンゴ砂は、読んで字のごとく、
サンゴの死骸を細かくしたものです。
サンゴ自体がカルシウムを主成分としており、
これが解けることで水質をアルカリ性に傾けます
そのため、水草水槽には不向きです。

じゃ何に使うのかって言いますと、
主に海水水槽で使用します。
海水水槽は生体・水草(サンゴ)ともにアルカリ性を保つ必要があり、
底床を敷く場合はサンゴ砂が絶対条件となります。

欠点はそれなりにコストがかかるところです。
ただし水草水槽ほど高く底床を敷く必要がないので、
結果的に安くすむかもしれません。


サンゴ砂におすすめの水槽

海水水槽
長期にわたって使用すると、濾過能力が高まります。
掃除も容易ですので、あまり水草を入れないメダカ・金魚水槽に最適です。

・スネール水槽
ラムズホーンなどの巻貝は、
少量のサンゴ砂が貝殻のカルシウム補強に良いとされています。
水槽のサイズによって違いがありますので、試験薬などを使用し、
pHを確かめながら少量入れてみてください。
この場合は粗目を購入することをおススメします。


ゼオライト


形質維持水質への影響濾過能力価格
  吸着効果が
なくなったら交換
弱酸性     ◎ \600/ℓ~

濾材の記事でもご紹介しましたが、
アンモニアなどの水質へ悪影響を与える物質を、
強力に吸着してくれるものすごいヤツです。

また、水の硬度を下げてくれる性質を持っていますので、
ディスカスなどの軟水を好む生体を飼育する場合や、
カメなどのおそろしく水を汚す生体を飼育する際におすすめです。

ただし、ゼオライトには吸着した物質を放出する性質がありますので、
ゼオライト単体で水草水槽などを行うには不向きです。
栄養分も吸着してしまうので、底床に使用するほど入れると、
元気に育つことはないでしょう。

また機能がいい分、コストがかかるのがネックですね。



ゼオライトにおすすめの水槽

大型生体水槽
カメや古代魚など、水を汚しやすい生体の底床にお勧めです。
吸着しきったゼオライトでも、ある程度洗うことで吸着効果が復活しますが、
手間暇かかりますので交換してしまったほうがよいでしょう。


溶岩砂


形質維持水質への影響濾過能力価格
    半永久 中性     〇 \150/ℓ~

溶岩砂は様々な名前で販売されておりますが、
マスターサンドや富士砂がそれに該当します。

溶岩石を細かく砕いたものが溶岩砂で、
多孔質でバクテリアの繁殖がしやすく、
濾材としての能力が期待できる上、
水質への影響がほとんどありません
当然砂利ですので半永久的に使用できます
更にコストもそんなに高くありません

何だ…?万能底床か…?

基本的に大磯砂と同様に使用が可能です。
あくまで砂利ですので、追肥は必須ですが、
水草水槽にも適応可能です!
アルカリに傾かない分、大磯砂より楽です!

しいて欠点を上げるとすると、
砂利が角ばっておりますので、
コリドラス等の水底を好む魚は、
ケガをしてしまう可能性があります。


色も黒でかっこいいので、
玄人になったらぜひこれで水草水槽に挑戦し、
長期維持を目指してほしいですね!



溶岩砂におすすめの水槽

金魚、メダカ水槽
・水草水槽
両社ともおすすめの底床といえます。
水草の場合は肥料は必須となります。

注意!

洗浄する際は素手だと危険です。
かならず軍手などをして保護をするようにしましょう。



田砂


形質維持水質への影響濾過能力価格
    半永久 中性     △ \400/ℓ~

川の底などの自然砂を田砂・川砂といいます。
自然なレイアウトを目指す場合最適な底床です。

基本的な用途は大磯砂に準じますが、
砂利系の底床と比べて粒子が細かく、
底面濾過をすると目詰まりをしてしまう可能性があり、
単体での濾過能力も低くなります。

前述した溶岩砂とは大きく異なり、
底面を好むコリドラス等の魚との相性は最高です。

また、価格は高めですのでコストパフォーマンスはいまいちです。
化粧砂として使用されるケースが多いかもしれません。


溶岩砂におすすめの水槽

ナマズ目(ドジョウ・コリドラス等)水槽
粒子が細かい為、砂にもぐったり、底面を這う生体には最適です。



麦飯砂利


形質維持水質への影響濾過能力価格
    半永久※ 弱アルカリ性     ◎ \400/ℓ~

濾材にも使用される麦飯石を、
細かく砂利状にしたのが麦飯砂利です。

多孔質なため、バクテアリアの繁殖を促してくれます
硝酸塩を中和する性質をもっているため、
水の硬度を上げる効果が期待できます。
アルカリ性を好む生体(メダカ・金魚等)との相性は◎です。

形質の維持に関しては吸着能力が限定的で、
ある一定以上は吸着できなくなるため※としました。
底床としては半永久的に使用可能ですよ!

濾材としての使われ方の方が多く、
底床としてはそこまで優秀とは言えないと思います。


溶岩砂におすすめの水槽

金魚水槽
硝酸塩を吸着してくれるため、生体メインの水槽にはおすすめです。



セラミック


形質維持水質への影響濾過能力価格
    半永久 弱酸性
中性
弱アルカリ性
     〇 \300/ℓ~

セラミックは焼成ソイルともいいます。
イメージとしては、細かく砕いた陶器に近いです。
崩れないソイル、のような名前で売られていますが、
どちらかというと砂利の性質に近く、
水草水槽をやる場合は、肥料の追加が必須となります。

また特徴的なのが、種類によって水質への影響が全然違うところです。

  • カオリナイト(ハイロサイト)系
    水質を酸性に傾ける性質を持ちます
  • ケイ酸カルシウム系
    水質をアルカリ性に傾ける性質を持ちます
  • ガラス系
    水質への影響がありません


弱酸性に傾けるものもあれば、その逆もあり、
中性のまま影響がない商品まであります。

それ以外は大磯砂と使用はほぼ同様となります。



▽酸性に傾けるセラミック

▽中性のまま維持できるセラミック

▽アルカリ性に傾けるセラミック


セラミックにおすすめの水槽

・ほぼすべてのタイプの淡水水槽
商品ごとに性質が違うため、幅広く用途があります。
希望する性質を持つセラミックを使用しましょう!



ソイル


形質維持水質への影響濾過能力価格
  崩れるまで 弱酸性     〇 \250/ℓ~


最後はみなさん大好きソイルです!
水草を育てるならソイル以上に有用なものはありません
上述してきた底床でも育成自体は可能ですが、
ソイルに比べたら雲泥の差です。
当然デメリットもあるわけですが、
それらを覆すほどの利点がソイルにはあります。

ソイルのメリット・デメリット
  • メリット

    ・形質上、濾過能力が高い
    ・栄養素がソイル自体に含まれており、追肥が不要に近い
    ・水質に有害な物質を吸着してくれる
    ・水草が優位な水質(弱酸性)へ改善ができる
  • デメリット

    ・素材がもろく、崩れると交換が必要(1~2年)



定期的な交換が必要なこと以外、
デメリットはないといえます。

また、ソイルは大きく分けて2種類に分けられます。
それが栄養系ソイル吸着系ソイルです。
ソイル自体どちらの要素も兼ね備えていますが、
それらをさらに特化させたイメージですね。

どちらかというと吸着系ソイルのほうが扱う難易度が低く
初心者にはオススメできます。
というのも、栄養系ソイルは名前の通り栄養が豊富すぎて、
細かいコントロールを利かせるのが難しいのです。

吸着系ソイルも栄養が入っていないというわけではなく、
立ち上げの際に必要な栄養程度はしっかり補給できます
2-3か月したら追肥を考えてみるといいでしょう。

よくわからず栄養系ソイルを使用すると、
水質が富栄養化してしまい、
苔の大量発生に結び付きがちです!

栄養素を抑え有害物質を吸着してくれる、
吸着系ソイルは非常におススメです。



▽おすすめの吸着系ソイル


▽おすすめの栄養系ソイル(ADA特約店で購入が必要)

ADA アマゾニアver2

アマゾニア Ver.2は水草の葉色が引き立つ黒土を原料に用い、さらに栄養素を強化するアマゾニアサプリが付属しています。適量のアマゾニアサプリを添加した上にアマゾニア Ver.2を敷くことで水草がより良好に生育し、美しいネイチャーアクアリウムを実現できます。また、天然土壌の働きにより水草や熱帯魚に適した水質になり、水槽セット初期の管理もしやすいため、ビギナーからベテランまで幅広くご使用いただけます。

アクアソイルシリーズ | ADA – PRODUCT – 底床システム (adana.co.jp)


ソイルにおすすめの水槽

・水草水槽
特に弱酸性を好む水草とは相性完璧

・シュリンプ水槽
ソイルを使用すると微生物が育ちやすく、稚エビの育成を助けてくれます。
繁殖させたいならソイル使用をオススメします。


5.まとめ

もののん

いかがだったでしょうか。
ソイルの有名どころはだいたい紹介できたと思います!
最後にまとめになります!


▽底床早見表

名称維持期間水質への影響濾過能力価格
大磯砂半永久中性~
弱アルカリ性
\100~
珪砂半永久中性~
弱アルカリ性
\150~
溶岩砂半永久中性 \150~
麦飯砂利半永久弱アルカリ性 \400~
ゼオライト吸着効果がなくなったら交換弱酸性 \600~
サンゴ砂半永久弱アルカリ性~
アルカリ性
\400~
田砂半永久中性 \400~
セラミック半永久商品による \300~
ソイル崩れたら交換弱酸性 \300~


最適な底床を選び、最適な水槽維持を目指しましょう!

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