【ろ過の基本】濾材の種類と入れる順番を詳しく解説

濾過の基本と濾材の使い方

もののん

こんにちは!もののんですー。

今回は「濾材」について説明しますよー!

濾過機は拘ってるけど、濾材はとりあえず付属品を使ってる…

そんなことありませんか?

濾材にも様々な効果や使い方があります。

本記事ではそれらを詳しくご説明していきます!


濾材とは、
物理濾過・生物濾過・化学濾過において、
実際に水の濾過を行う際に、
根幹となる材料です。

物理濾過であればスポンジや網、
生物濾過であれば多孔質素材、
化学濾過であれば活性炭など、
これらを総称して濾材と呼ぶわけです。

ろ過については▽の記事で説明しておりますので、
よろしければご覧ください。

ということで、
今回は濾過の根幹!
濾材についてご説明いたします!

1.濾材の順番

濾過機の記事でもご紹介しましたので、
サラッと解説します。

ろ過には、
物理濾過、生物濾過、化学濾過があり、
それぞれ水を綺麗にする働きがありますが、
濾過方法によって水の何を綺麗にするかが変わってきます。

ろ過の順番


基本的には、

STEP1 物理濾過

STEP2 生物濾過

STEP3 化学濾過


この順番で濾材を入れることが多いです。
粗い構造のスポンジや網で大まかなゴミを取り除き、
通過してしまう細かいゴミをバクテリアで分解、
最後に水質を安定させる、という流れです。

この順番はしっかりと理解しておきましょう!

2.物理濾過に必要な濾材

まず初めにお伝えしますが、
正直物理ろ材は交換頻度がそれなりに高いです。

なので、コスパ重視で選びましょう!

物理濾材の違い

物理濾過に必要な濾材は、
スポンジ・網・ウールマットなどがメジャーです。


目が一番粗い。
取り逃しが多く、稚魚などの誤吸引がある。
ただし目詰まりはほぼない。
一番安い。

スポンジ
目が粗いが、ほぼ誤吸引はない。
目詰まりはそれなりにある。
正規品は多少高い。
特に外部フィルター用のものは、
規格品となるのでさらに高くつく。

ウールマット オススメ!
目が細かく、ゴミの取り逃し・誤吸引はほぼない。
その分目詰まりが多く、交換頻度が高い。
まとめ買いがしやすいので安く購入が可能。

上部濾過フィルターでおすすめの物理濾材

交換頻度はそれなりに高いため、
耐久性・値段の観点から、
コストパフォーマンスがいいものを選びましょう。

上部濾過の物理濾材でおすすめは、
ウールマット」です。

交換頻度は高いですが、
ゴミの取り逃しがなく、
かつまとめ買いで安く済ませられます。



最初からその形に切られた専用品が多いですが、
コスパを考えると、上部フィルターの形には切られていない、
大き目のウールマットをまとめ買いするのがオススメです。


圧倒的コスパなので私もよく購入していますよ!

外部濾過フィルターでおすすめの物理濾材

外部濾過フィルターでおすすめの物理濾材は、
こちらも「ウールマット」です。

水質安定させたいのであれば、
基本的に目の細かいウールマットになります。

ただし、外部濾過フィルターの場合、
大き目の商品だと、
何層も物理濾過層を追加できますので、
スポンジマットとの併用が一番おすすめです!


▽ラウンドスポンジフィルター


▽ラウンドウールマットフィルター



外部フィルターを使用する場合は、
自分で作らないようにしていました。

というのも、少しでもスキマができてしまうと、
そこからゴミが流れてしまうんですよね…

高くはなりますが、
きちんとした規格のある商品を購入したほうがいいです。


オーバーフロー水槽でおすすめの物理濾材

オーバーフロー水槽の場合、
濾過槽の落水する箇所に物理濾材を設置するのですが、
落水時の衝撃で破れが発生する可能性があります。

そのため、少し頑丈な素材を落水箇所に設置しようと思いがちですが、
雨だれ石を穿つというように、
水がずっと落ち続けるという衝撃は、
素材を変えたくらいでなんとかできるようなものではないです。

最善は頻繁に濾材を交換すること。
コレにつきます。

ということで結局、
おすすめは「ウールマット」です笑


▽安定のサンミューズさん


スキマ!
スキマができないようにしてくださいね!
ケチってピッタリサイズとかにしちゃダメですよ!!
余らせて無理やり入れるくらいがベストです!


3.生物濾過に必要な濾材


はい注目ですー

生物濾過が一番大事だって、
ママがよく言ってました。

ということでついにきました生物濾過。
これがしっかりできていないと、
水槽即崩壊まったなしです!

生物濾材に必要な要素


生物濾材の主役は、
濾材ではなく「バクテリア」です。

つまりバクテリアさまが、
快適にお過ごしいただける、
お家を用意することが、
生物濾過の基本となります!

じゃあバクテアリアが好むお家ってなによって話ですが、
水流のある中にとどまる必要がありますので、
留まれるような穴を用意してあげればいいのです。

それが多孔質素材です。

生物濾材の違い

生物濾材の違いは、



素材


この2点で違いが存在します。

形の違い


生物濾材は、
形によって得られる効果が違ってきます。

リング型ボール型
概ねこの2つに分けられます。

リング型

名前の通り、
輪のような形をしているのが、
リング型濾材です。

濾材に穴が開いており、
ゴミが堆積しづらく、
目詰まりを起こしにくいとう利点があります。

そのため、物理濾材を入れる必要が少なくなり、
結果的に生物濾材を多く投入できます

ボール型

名前の通り、
円形の濾材です。

リング型と異なり、
穴は開いておらず
目詰まりは起こしやすいですが、
濾過槽内の体積当たりの濾過領域が増えます。

面積が増えれば、その分バクテリアが繁殖しやすくなり、
結果として濾過能力が高まります

両者ともに利点がありますので、
どちらを選択するかは、
構成によって変えていきましょう。

たとえば物理濾過体積を多く取れるようであれば、
ゴミの堆積による目詰まりをそこまで気にしなくていいため、
ボール型が選択肢に入ってきます。
濾過槽のあるオーバーフロー水槽や、
大型の外部濾過フィルターがそれにあたりますね。

逆に物理濾過体積をあまりとれない構成の、
上部濾過外掛け式フィルターに関しては、
目詰まりを引き起こし水流が悪くなるのを防ぐため、
リング型のほうが間違いはないでしょう。

素材の違い

形の違いにより、
濾過にも違いがあることがわかりました。

では素材の違いではどうでしょうか。
基本的にはガラスセラミックの2種類でわけられます。

ガラス素材

まずはガラス素材です。
ガラスに穴なんてあいてるの?
と思われますが、
ガラス繊維を複雑に絡めて、
多孔質な素材に仕上げられています!

もちろんガラスなので…割れます
サクサクいっちゃいます。
濾材は定期的に飼育水で洗う必要があるのですが、
気を付けて洗わなければいけません。

しかしそういった欠点を除くと、
水質に影響を与えることがないので、
とても優秀な濾材です。

ガラス素材の特徴

・水質への影響はない
・濾材が割れやすい
・安価(1kg\1,000ほど)

注意!

ガラス濾材でも、業者が付加価値を持たせようとして、
PHを変化させる物質を含んでいる場合があります。
理解した上で使うのは問題ないですが、
やみくもに使用するのは気を付けてください。





セラミック素材

つぎにセラミック素材です。

ガラス素材との大きな違いは、
まず割れないこと。
長い年月欠けて劣化すれば割れるかと思いますが、
普通にしてたらまず割れません!
ガシャガシャ洗えちゃいます。

ただし、水質への影響はガラス素材に劣ります。
しかも作り方に起因するため、
一概にどう影響があるかということができません。

ただし大体の予測は可能です。
業務用やPHコントロールと書かれた商品には注意してください。
海水用、水草用など様々なタイプがありますので、
自分の目的にあった濾材を選びましょう。

セラミック素材の特徴

・水質への影響はガラス素材と比べて大きい
・濾材は頑丈なので割れる心配がない
・ガラス素材と比べると高価

注意!

やみくもにPHコントロール素材を選ぶと失敗します。
水草用、生体用、海水用など様々なタイプがありますので、
しっかり選びましょう。
また、PHコントロールできるからといって水替えを怠るのもNG
水質を安定させるには水替えが一番です。


おすすめの生物濾材

おすすめの生物濾材の紹介です。
個人的には目詰まりを起こしにくく、
メンテのしやすさも考慮し、
リング型セラミック素材をおすすめしています。

その中でも、長年アクアリストたちに愛用されてきたのがこれ。

太平洋セメント パワーハウス


非常に評価が高い商品ですので、
安心して利用できますね!

また、一応ボール型のオススメもあります。

エーハイム サブストラットプロ


安心と信頼のエーハイム。
さすが濾過器で名をはせた会社さんです。
濾材のレベルも高いですね。


4.化学濾過に必要な濾材


では3つ目の化学濾過いってみましょう。
化学濾過で有名な素材は、
活性炭ゼオライト活性アルミナが有名です。

それぞれ水質維持に悪影響のある物質を、
吸着し、除去することができます。

なので化学濾過は吸着濾過ともいいますね!


活性炭

化学濾過で一番有名なのが、
この活性炭ではないでしょうか。

水の濁りや、流木のアク
農薬の除去などといった、
有機物の除去に効果があります!

レイアウトを実施する際、
大型の流木などはアクが抜けきらないこともありますし、
水の濁りなどは美観的にもよろしくないです。

そんなアクアリスト達の頼もしい存在といえますね!

活性炭はこんなときに使おう

・流木のアクがでてきてしまった
・水質は問題ないが濁りが気になる
・水草の残留農薬が気になる

こんなときは注意!

活性炭の吸着濾過能力には限界があります。
最長でも3か月したら交換しましょう。

また、ソイルを使用する場合、
ソイル自体に吸着効果がありますので、
意味がない場合もあります。


ゼオライト

お次はゼオライト。
かっこいい名前ですね。

効果を端的に言うと、
水を軟水化してくれます。

特に水草水槽はPHの値が大事といわれますが、
軟水にしてやればその分PH値が下げやすくなります!

水草水槽にはとても頼もしいヤツです!

ちなみにゼオライトは活性炭とは違い、
吸着した物質を再放出する性質を持っています。
水草水槽などでは肥料とのバランスをとることができますので、
この効果がプラスになるケースも多いです。

逆に生体水槽の場合、放出した物質(アンモニアなど)が、
悪影響を与える場合もありますので、
生体だけ飼育しているような水槽では不要です。

ゼオライトはこんな時に使おう

・水草水槽の立ち上げ
・PHが高くなってしまったとき

こんなときには使わないで!

・生体のみ飼育する水槽
・海水水槽(塩分に含まれるナトリウムを吸着してしまいます)



活性アルミナ

活性炭やゼオライトは有名だと思いますが、
活性アルミナは聞き覚えない方も多いのではないでしょうか。

しかしこの活性アルミナ。
オンリーワンな性能を持っています。

それが、
酸の吸着です!

硝酸やリン酸を除去する手段は、
コイツを使うか、水替えしかありません。
まぁこまめに水替えするのが一番なんですけどね。

活性アルミナはこんな時に使おう

・水替えが頻繁にできない場合
・苔対策

注意!

定期的な交換が必要になるので過信は禁物です。
苔対策もコレだけでは厳しいので、
水替えの頻度・ソイルの掃除・生体数を減らすなど、
多角的に対処していきましょう。


おすすめの化学濾材

■活性炭系


みなさんご愛用のブラックホールです。
説明不要レベルですね。
一晩で効果が実感できると思います。


■ゼオライト系


ブラックホールのキョーリンから出ている、
ゼオパックがおすすめです!


■活性アルミナ系


じつは生物濾材であるパワーハウスには、
活性アルミナが原料として使用されています。
生物濾材なのに化学濾材としても使用できちゃいます。
当然吸着効果がなくなったらそこまでですが、
ゼオライトを使用するタイミングで一番は、
水槽の立ち上げですので、
まさに一石二鳥だと思います。



5.まとめ


長々と書いてきましたが、そろそろまとめましょう。
見やすいように今回の記事を表にしてみました。


物理濾材の特徴

素材価格目詰まり生体への影響掃除頻度交換頻度
×目詰まりしたら破れたら
スポンジ2か月半年~
ウールマット×2か月3か月~
△ウールマットがコスパよくてオススメです

ポイント
・どの濾過方式でもウールマットはオススメ
・濾過槽が大きい場合は併用も検討しよう




生物濾材の特徴

形状コスト目詰まり濾過能力
ボール型
リング型
△個人的にリング型が好み
素材コスト丈夫さ水質への影響
ガラス素材×
セラミック素材
△水質への影響を考えてもセラミックの丈夫さは捨てがたい

ポイント
・水流を妨げないリング型のセラミック素材がオススメ
・ボール型も悪いわけではないので好みで使い分けよう
・ガラス素材は割れやすいので洗う時注意しよう



化学濾材の特徴

素材コスト交換頻度吸着できる物質
活性炭2か月有機物
ゼオライト再利用可能アンモニア
活性アルミナ2か月
△状況によって使い分けよう

ポイント
・入れれば良いというわけではないので、水槽のタイプで使い分けよう



6.さいごに

もののん

ここまで読んでくれてありがとうございます!
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