新築壁面水槽の設計図を恥ずかしながら公開します!
さて、前回は水槽の壁埋め込みにかかる費用の節約についてお話ししました。
▽前回記事リンク
今回の記事に関しては、
実際に私が購入した新築住宅の設計図と、
水槽の設計図を公開いたします!
どういうことを考え、
こういった設備を用意したか。
そんなことをお話しできればと思います!
目次
1.住宅の設計
私が注文した壁面水槽ですが、
大きく分けて2つの設計計画に分かれています。
ひとつが、新築住宅の設計。
そしてもうひとつが水槽と架台の設計です。
新築住宅の設計は建設会社。
水槽と架台の設計は水槽専門業者に委託する形です。
実際の写真
まずは新築住宅の設計に関してです。
私のケースでは、完全な注文住宅というわけではなかったのですが、
建設会社が非常に親切だったおかげで、
細かい注文を受け付けてくれました!
最初はバックヤードを作り、
そこに水槽を設置するバックヤード式埋め込み水槽を考えていましたが、
あまり大きな家ではないため、
簡易埋め込み水槽にシフトすることにしました。
簡易埋め込み水槽とは、
完全に区画をしてしまうバックヤード式に対して、
通路などに水槽を設置し、
そこの壁をくり抜くことで、
壁面水槽を完成させるスタイルです。
私の場合、玄関とリビングの壁をくり抜く形としました!
こんな感じですね!
リビング・玄関の両面と、
リビングの側面の3面から水槽がみれるようにしています。
どうしても側面から見たかったので、
正面に出っ張る形に間取りしてしまい、
多少リビングを小さくしてしまいました笑
(すまん妻よ)
通常水槽は壁際に設置するものです。
なので正面から見ることを前提にレイアウトされることが多いですが、
せっかくの大型水槽を正面からだけだともったいないと思うんですよね!
難易度はあがってしまいますが、
どこから見ても楽しめる水槽づくりを頑張りたいです!
さて、では設計図を公開します!
実際の設計図
まず俯瞰図です!
×印の部分が水槽置き場となります!
図の右側がリビングとなりますので、
方向的には→↓←から水槽を見ることができます!
間取りは無理やり水槽スペースを入れ込んだ感じもあるので、
階段が玄関部にあるなどしてしますが概ね満足してます!
また壁はもともと立てる部分の壁を少し加工しているだけですので、
思ったよりも高い金額は取られませんよ!
少しアップにするとこんな感じです!
幅1,200×600×600の水槽と、同じサイズの架台が入る予定ですが、
建築自体は幅35mm分幅をもたせています。
架台の右側からケーブル等の配線を流す予定ですので、
少し空間に余裕を持たせてる形ですね。
ピッタリすぎると、設計段階と実測で誤差がでることも多いので、
ご自分で設計される場合はこんな感じで余裕をもたせるといいです。
また、当然ですが土間ではありませんので、
床に補強を入れています。
1200×600×600の場合、水量は432ℓ。
重さにして架台・水槽を合わせると500kgは優に超えてきますので、
1t近く補強してもらいました!
並べてみるとこんな具合になります。
壁のくり抜きについて
ではメインとなる壁のくり抜きですが、
私の場合、水槽と比べてくり抜きのサイズを少し小さくしています。
画像を見ていただければわかると思いますが、
上記のように実際の水槽のサイズより、
穴の大きさを制限しています。
理由としてはいくつかあります。
①配管を隠すため
水槽の右側に給排水管や外部フィルター配管をまとめる予定のため、
底の部分がリビング側から隠れるようにしています。
②水槽の上部を隠すため
高さを制限することで、ダイナミックに見えるようにしています。
③リビングに照明が入らないようにするため
LED照明はすごくまぶしいです。
リビングからそれが直接見えてしまうと大変まぶしいと思われますので、
目隠しになるようにもしています。
主にこんな理由となります!
また、壁の周りは化粧板で補強しています。
クロスむき出しのほうが埋め込み感はでるのですが、
強度や劣化が怖いです。
補強することをおススメします。
加えて、水槽まわりの壁に関しては、
すべて防水パネルを張り付けています。
こちらはクロスにはしないほうがいいですね。
湿気などでやられてしまう可能性が高いです。
それこそ地震などで万一水が漏れた際、
取り返しがつかないことになります。
給排水管の直結について
今回、給排水は水道管直結としました!
給水・排水ともに立ち上げており、
給水は洗濯機の蛇口を取り付けています。
架台内部の配管に関しては、
すべて水槽業者への委託となります。
自力で配管できれば相当節約になると思いますので、
チャレンジしてもいいかもしれません。
私はDIYには全く自信がないためすべて任せました笑
電気設備周り
電気設備ですが、簡単に説明すると3つの設備を取り付けています。
①電源
説明不要の電源です。
口はできるだけ多く用意していた方がいいですね。
②ダクトレール
天井にライティングダクトレールを埋め込んでいます。
LED照明の吊り下げと、電源確保に使用する予定です。
③換気扇
湿気防止のため換気扇を取り付けました。
ダクトレールと換気扇に関しては天井取り付けですね。
スイッチはリビング側に用意してありますので、
いちいち玄関にいかなくても消せるようになっています。
こんな感じで吊り下げ照明を使用できるので、
とてもオシャレ(たぶん)です!!
そしてこちらが電気設備周りの設計書になります。
大事な点は、水槽周りの電気設備を別系統にすることです。
私の場合水草水槽予定ですので、
オーバーフロー配管はしておりませんが、
もしオーバーフロー水槽の場合、
電源が止まった際、濾過槽から水漏れが発生する可能性があります。
系統を分ければ万が一があっても安心なので推奨します!
2.水槽の設計
では水槽の設計に関してお話します。
私の場合、目指すべくは水草水槽ですが、
面倒な水替えなどを最小限の手間ですませたいと考えておりましたので、
大型古代魚(アロワナ等)を飼育する水槽のシステムを真似してみています。
まずはじめにお断りしますが、
水草水槽でこのシステムが上手く回るかどうかは…
わかりません!!!笑
私の要望をまとめてみましたので、
ご参考まで…
①給排水を水道管直結
水替えの手間をなくすためと、水質維持のためですね。
チャレンジ要素ですが、新水垂れ流しにも挑戦してみたいです。
②濾過は外部フィルターを使用
水草水槽なので当然ですね。
ちなみにCO²添加は外部フィルターへのインライン化を予定しています。
③1200×600×600のオーダーアクリル水槽
450サイズが小さく感じていましたので、
より迫力を出すために高さと奥行きを追加しました。
本当はガラス水槽も考えたのですが、
そろそろ大きな地震がきそうな気もしたので、
ガラスは怖かったです…リスク低減のためですね。
④水槽帯はなし
やはり水草水槽は水槽帯ないほうが映えると思いますね。
⑤架台加工、配管加工もオーダー
プロにお任せです笑
こんなところが要望でした。
ちなみにいくらかかったかが気になる方は、
此方の記事で詳細を確認できますので、
よかったらご覧になってください。
実際の設計図
では水槽の設計図となります!
正面・側面がこんな感じです。
水槽帯ついてしまっていますが、
これは本チャンは取っ払われてる予定です。
右側の配管は前述した通り、
リビングからは見えないようになります。
個人的に架台がシックで気に入っています!
俯瞰図はこんな感じです!
フランジ(アクリル板の補強板のこと)が邪魔ですが、
アクリル水槽なので仕方ないですね…
右側の配管ボックスはレイアウトの際、
うまく隠さないとなぁ…
中身はこんな感じです。
外部濾過はCO²添加器とエアーポンプをインライン化する予定ですので、
外にはほぼ配管は出ないはずです!
(ヒーターだけダメかも)
実際の写真
はい!こんな感じで入りましたー!
逆側からはどうでしょうか。
壁にピッタリですね!
とりあえず大成功といっていいでしょう!
3.後悔した点
いまのところ大きな失敗はないですが、
ここはこうしておけばよかったなーというのがいくつかあります。
まとめてみましたので皆さんは失敗しませんように!
- 水槽上部に棚を作った方がよかった
電源はダクトレールからとる予定だったで、
上部をスッキリさせるために棚はつくりませんでしたが、
LED照明のアダプター置き場がなくて困っています笑 - リビング側の壁上部を開けるようにするべきだった
水槽のメンテナンス用にそうしておけばよかったと思います。
この状態だと手が届きにくく、レイアウト等が難しそうです。 - やっぱりシンクは欲しかった
スペースの兼ね合いで作りませんでしたが、
やっぱり不便ですね笑
現状はこんなところですが、
運用していく上でなにか追記がありましたらご報告します!
4.さいごに
いかがでしたでしょうか!
少しでも参考になれば幸いです!
壁面水槽で後悔する人が減りますように…
にほんブログ村
こんにちは!もののんです!
初めてのブログでしたが、約2か月半で大分慣れてきました!
今回は壁面水槽記事の第5回としまして、
かなり恥ずかしい気持ちがありますが、
我が家の壁面水槽の設計図を公開します!
「あーこれがこんな感じになるのね」
というのを見ていただければ幸いです!